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国際結婚における一方的要件と双方的要件

世界各国の婚姻の実質的要件は、それぞれの国の法律や慣習で定められており、日本の実質的要件とは異なっています。従って国際結婚において双方の国の実質的要件はしばしばかみ合いません。そうした場合に、本人だけがその本国の条件を満たしていればいいとされるのが「一方的要件」です。それに対して、本人とともに相手もその条件を満たしていなければならないのが「双方的要件」です。

国際結婚ではそれぞれの国の実質的要件が適用されるのですが、双方の実質的要件の内容は異なっているので、適用に依って相手がその本国の法律や慣習に反することになってはいけない、という配慮がされており、これが双方的要件です。当事者それぞれが本国の実質的要件を満たしていて、さらに相手が自国の実質的要件に反することのないように、互いに相手国の実質的要件をも満たした上で双方が問題の無い婚姻を成立させるための要件です。

国際結婚の基礎知識

国際結婚は、制度の違う国の者同士が結婚するのですから、互いの国の結婚に関する法律やシステムの違いをよく理解する必要があります。相手の国での結婚事情などについてもあらかじめ知識を得ておくことが大切です。

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