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外国人配偶者の遺体移送

死亡したら本国で永眠したいという希望のある外国人配偶者もおり、その場合には遺体を日本から相手国へ空輸で移送する方法があります。遺体を国外に移送する場合、遺体をエンバーミング(防腐処置)して送り届ける場合があり、日本ではエンバーミングをする病院等が限られているため、火葬した後の移送を薦めているようです。

遺体を移送するためには、受け入れる相手国の規定に従う必要があり、相手国の在日公館で遺体の移送手続きに必要な書類を提出の上、在日公館の指示通りに手続きを行います。遺体の空輸は海外貨物業者に頼むことになり、そちらで空輸する際の棺や葬儀屋を手配してもらいます。遺体を納棺する際には、外国人の本国の在日公館の職員の立会いが必要となります。

移送には棺やその梱包費、移送費用などを含めると100万円ぐらいはかかるようです。相手国の通関手続きや、遺体に関する取り扱いの法律も、国により異なりますので、事前に相手国の在外公館などで調べておく必要があります。なお、火葬を日本で済ませた後に遺骨を本国に持っていく場合には、遺骨は手荷物扱いとなり機内への持込が可能です。手荷物検査を避けるためにも、遺骨証明書を相手国の在日公館であらかじめ取得しておく必要があります。

国際結婚とその他の手続

国際結婚したカップルが国際養子縁組をするとき、外国人配偶者が死亡したとき、それに伴う遺産の国際相続や遺言、また海外に移住するときの準備など、国際結婚する上であらかじめ知っておいたほうがいいと思われる諸手続きです。

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