日本の外国人学校
日本には外国人学校と呼ばれる教育施設があり、その設立は国際的な団体、外国の団体や個人、外国の政府などと、それぞれの運営母体も多様で共通の基準となるものはありません。また、卒業後に本国の大学への入学資格を取得できるかどうかについても各学校によって異なります。日本にある外国人学校の場合には、その法的な地位はほとんどが各種学校となっていて、日本の高校とは教育制度も違っていることから卒業しても日本の大学の入学資格は得られません。
従って日本の大学に入学するためには、大学資格検定を受けるか大学に個別に審査してもらうかの方法で、その入学資格を得ることになります。大学資格検定の受験資格には、以前は日本の中学を卒業していることがその必要要件となっており、外国人学校の場合には日本の学校の卒業資格は得ることができず、したがってその受験資格もありませんでした。
その後、2000年の試験からその条件が緩和され、中学卒業資格は必要としなくなり外国人学校の卒業者も受験できることになりました。日本にある外国人学校には、特定の国籍や民族を対象としたナショナルスクールと多様な国籍、民族の生徒を受け入れるインターナショナルスクールがあります。