外国籍の子供への小・中学校就学案内
日本国籍を持つ就学前の児童には就学案内が届きますが、以前は子供が外国籍の場合には就学案内などが送られてくることはなく、入学を希望した場合には住所地の教育委員会へその希望を伝え入学許可を得なければなりませんでした。
ところが最近では、2003年に総務省から出された「外国人児童生徒等の教育に関する行政評価・監視結果に基づく通知」により、多くの教育委員会が外国人登録に基づいて外国人の就学前児童に対しても就学案内を送付するようになりました。
また、小学校6年生に在籍している児童については、中学校入学時の就学申請をする必要もなくなりました。現在では、入学を希望する場合には、日本の教育制度を説明して入学・編入学手続きをするようになっており、自治体によっては保護者に対する就学案内も外国語で作成するなどきめ細かな対応をするところもあるようですし、また学齢相当の外国人児童・生徒が転入した場合には外国人登録の際に編入学の案内を積極的に行うところもあるようです。